【西洋式と東洋式のリフレクソロジー】
こんにちは。
アン・リカン 斉藤理佳です。
リフレクソロジーは、大きく分けて西洋式と東洋式があります。
しかし、どちらも理論の元になっているのは、アメリカで確立されたフィッツジェラルド博士のゾーン理論です。
ほとんど同じ反射区のとらえ方ですが、唯一違っているのは首から上で左右反転するかどうかです。
人間の神経が首(延髄)で交叉しており、頭では左右が逆転していることを考慮して、東洋式リフレクソロジーでは反射区も左右逆にとらえています。
アメリカで理論化されたリフレクソロジーを、東洋医学をはじめとする独自の理論やテクニックを加えたものが東洋式リフレクソロジーであり、台湾や中国など東洋の国々です。
その特徴は、痛みを伴うほどの強い刺激です。
東洋では、古来から指圧などからだの深部までの強い刺激に慣れており、「良薬口に苦し」という諺があるように、「痛いほど効く!」と信じています。
そのため、わたし達には激痛と感じるほどのリフレクソロジーが根付いているわけです。
一方、アメリカで理論化されたリフレクソロジーを、ほぼそのままの形で実践しているのが、アメリカ、イギリス、オーストラリアなどの欧米諸国です。
これが、西洋式リフレクソロジー呼ばれ、最大の特徴はソフトな刺激です。
西洋人は、アロマセラピーのマッサージなど、撫でるような刺激を好んでいて、過剰な痛みはストレスであると考えるので、ソフトなリフレクソロジーが定着しています。
これに対して、日本式リフレクソロジーとは言いませんが、日本人は「痛気持ちいい」を好む民族です。
ソフト過ぎると物足りなく感じ、東洋式ほどの激痛は好みません。
ちょうど、西洋式と東洋式の中間くらいの軽い痛みを伴う刺激で満足感が得られます。
強さの好みは、個人差が大きく、慣れの程度によっても変化します。
施術の強弱は、遠慮なく施術者に伝えましょう。
もっとも気持ちいい刺激が、最高の効果をもたらします。
わたしのサロンに通ってくださるお客様は、ほとんど施術中はお休みになっていらっしゃいます。
ところどころ多少の痛みはあっても、施術の経過とともに痛みはなくなっていきます。
あなたの幸せを願って。
斉藤 理佳
『フジタマキのリフレクソロジーパーフェクトガイド』 2004年12月20日 初版第1刷発行
藤田真規 著 株式会社BABジャパン
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