古代中国、インド リフレクソロジーのルーツ
こんにちは。
アン・リカン 斉藤理佳です。
前回は、古代エジプトのルーツについてお話ししました。
リフレクソロジーのルーツには、その発症が古代中国やインドにあるという説も唱えられています。
中国には鍼灸治療の長い歴史があります。
この鍼治療と組み合わせたリフレクソロジーがあったことを示す資料があります。
紀元前4世紀の漢方医:王偉(ワンウェイ)が、患者のからだに鍼をうったあと、足の親指を強く押して治療したという記録があります。
また、「黄帝内経」(コウテイダイケイ)という中医学最古の文献には、足裏の状態から病気を診断する「観趾法」(カンシホウ)に関する記述があります。
そして、古代中国の分化に大きな影響を及ぼしたインドの仏教も、足裏との深いかかわりがあるといわれています。
中国のクシナガラの岩には、手のひらと足の裏に様々な文様を彫られた「仏足石」があります。
一説には、この文様は五臓六腑を表しており、足先に描かれる太陽の印は、気のエネルギーを象徴すると伝えられています。
これと同様のものが、奈良の薬師寺にも存在しています。
このように、仏教において足裏をいかに重要な部位としてとらえていたかを知ることができます。
次回は、ネイティブアメリカンに関するルーツについてお話いたします。
あなたの幸せを願って
アン・リカン
斉藤 理佳
上から順に、インド:鶏足山、京都:法然寺、大阪:箕面山 の仏足石
『フジタマキのリフレクソロジーパーフェクトガイド』 2004年12月20日 初版第1刷発行
藤田真規 著 株式会社BABジャパン
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