科学的な医療としてのリンパドレナージュ
こんにちは。
アン・リカン 斉藤理佳です。
「リンパドレナージ」は、わたしのサロンでも使っている言葉です。
近年のエステ界では「魔法の技術」のような看板メニューになっています。
けれど、「リンパドレナージュ」は、もともと医療の一環として開発・研究されてきたものでした。
それは、わたしたちセラピストが行うものとは少し違っています。
根本的な解剖生理学は共有していますが、施術者の知識レベルと考え方に大きく左右されているのが現状です。
アロマセラピーの一部であるリフレクソロジーは、独自の分野として発展してきました。
外国においては、リフレクソロジーを含むアロマセラピーを「医療」として位置付けている国もあります。
しかし、これも医療行為のリンパドレナージュとは少し異なっています。
日本の医療現場で行われているリンパドレナージュは、医師または専門の看護師等が行う医療行為です。
2008年に医療保険の適応が認可され、専門外来が設けられています。
これは、手による極めてソフトなマッサージと、バンテージや特殊なストッキングなどを用いて、癌の手術や放射線治療の後の「リンパ浮腫」を改善(治療)・予防するものです。
ですから、一般の人は受けられません。
極めてソフトに、というのは、そっと手を当てて、ほとんど圧をかけずにわずか約3mmずつ皮膚をずらしてゆくのです。
それでも十分リンパは流れるようになります。
熱傷で皮膚が剥がれ落ちた傷にも行います。
象の足のようにパンパンに膨れ上がり、自力で動かすこともできない部位にも行います。
このような重症ではなくて、いわゆる「健康な人」であっても、リンパの流れが滞ることによってむくんだり、様々な「不調」を抱えています。
そんな方々に、なんとか楽になってもらいたいというのが、サロンで行う施術です。
ただし、基本的に「健康」であるという前提があります。
そして、日本人の好みである「痛気持ちいい」という要素を意識して、満足感を高める工夫がなされています。
けっして不必要な力を過剰にかけることはありません。
アン・リカンでは、ツボや経絡とリフレクソロジーも融合させた、いわば「いいとこどり」の施術を行っています。
あなたの幸せを願って。
アン・リカン
斉藤 理佳
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